注文住宅にかかる費用の内訳とは？必要経費の相場を詳しく解説！

憧れのマイホームを建てる際、こだわりのある方や自分だけの家に住みたい方には注文住宅がおすすめです。ただ、注文住宅と聞くと高額になるのではと考える方もいるでしょう。本記事では、注文住宅にかかる費用の内訳や必要経費の相場を詳しく解説しますのでぜひ、参考にしてください。

注文住宅にかかる費用の内訳

注文住宅を建てる際に掛かる経費は、大きく分けると本体建築工事費・別途工事費（付帯工事費）・諸費用の3つに分けられます。ただ、土地がない場合にはプラスして土地の購入費も掛かるでしょう。注文住宅にかかる費用の内訳について解説しますのでぜひ、参考にしてください。

本体建築工事費

本体建築工事費とは、建物の本体の費用を指します。注文住宅を建てる際に掛かる全体費用の70％を占めると言われている部分です。仮設費用や基礎、内外装に掛かる費用など家を建てる際に掛かる費用がほとんど含まれています。ただ、駐車場や庭などは本体建築工事費に含まれないため、見積もりをおこなう際には注意が必要です。

別途工事費（付帯工事費）

別途工事費（付帯工事費）とは、建物以外に掛かる費用のことを指します。すべての費用に15％～20％が目安と言われている部分です。具体的には駐車場や庭、水道管やガス管などが含まれます。

ただ、地盤が緩い土地やインフラの状況などにより、当初考えていた金額よりも高額になる場合があります。別途工事費（付帯工事費）がどの程度かかるかは、見積もりの段階でしっかり見極める必要があるでしょう。

諸費用

諸費用とは、建物や建物以外に掛かる費用のことを指します。住む家には建物以外も、諸々経費が掛かり諸費用には全体の10％程度必要とされています。例えば、ハウスメーカーや工務店との契約時に掛かる経費や、不動産取得税や住宅ローンに掛かる税金は諸費用に含まれるでしょう。

注文住宅にかかる必要経費の相場

注文住宅を建てる際、頭金がいくら出せるのか必要経費はいくら必要なのか考える必要があります。そのためには、あらかじめシミュレーションしておくと安心でしょう。注文住宅にかかる必要経費の相場について紹介しますのでぜひ、参考にしてください。

土地購入込みの場合

国土交通省の統計によると、土地と建物を一緒に購入した場合の全国平均は5,112万円と言われています。また、三大都市圏の平均は6,315万円と言われており、これは土地代の高騰が原因と考えられます。とくに、人気のエリアは建物にかかる費用とのバランスを重視する必要があります。反対に建物にお金をかけたい場合は、なるべく安い土地を購入すると良いでしょう。

土地購入なしの注文住宅の場合

土地購入なしの場合、全国平均の価格が3,459万円となり三大首都圏であれば3,843万円が相場と言われています。購入資金のうち自己資金からの出費は全国平均で972万円、三大首都圏で1,332万円となります。

注文住宅は、お金がかかると思われがちですが建築条件次第では、必要経費が大きく変わります。賢く建てることで、費用を大幅に抑えられると言えるでしょう。また、妥協せずお金をかけて、自分だけの住まいにしたい場合にも、注文住宅は魅力的です。自分の希望に合わせた家づくりができるのも注文住宅の良さでしょう。

注文住宅の費用内訳を把握して賢く資金計画を立てよう

マイホームを手に入れたいと考えたとき、費用内訳を考えながら資金計画を立てる必要があります。もちろん、すぐに支払いができない場合は、ローンを組むこともできます。ただ、できるだけ頭金を入れることで将来的な支払いが楽になるでしょう。注文住宅の費用内訳を把握して賢く資金計画を立てる方法を紹介しますのでぜひ、参考にしてください。

自己資金（頭金）の金額を決める

注文住宅を建てる際、自己資金（頭金）をなるべく多く入れると将来的に楽な支払いができるでしょう。一般的には、自己資金は住宅資金全体の20％以上が好ましいと言われています。もちろん、すべてをローンにする方法もありますが、将来的にマイホームを建築する予定があれば100万円以上は用意しておくと安心でしょう。

住宅ローンで借り入れをおこなう金額を決める

住宅ローンの借り入れ金額を決める際、無理なく返済できる金額といくらまでなら貸してくれるかの両面を考えなければなりません。まずは、月々返せる金額を決めるために現在支払っている家賃と駐車場費用をベースに考えましょう。同じ金額であれば無理なく支払いができる、あと少し増やしても支払いができるといったように支払い金額を検討しやすくなるでしょう。

住宅ローンの返済期間・名義・種類を決める

住宅ローンは最長で35年という期間で、支払いを終える年齢が80歳という設定が設けられています。また、現在は夫婦共働きの家庭が多いため、共にローンを返済していくペアローンという選択肢があります。誰の名義でローンを返済していくのか、将来の計画と共に決めておくと良いでしょう。

まとめ

本記事では、注文住宅にかかる費用の内訳とは？必要経費の相場を詳しく解説しました。決して安い買い物ではないので、事前に何にお金が掛かるのか理解しておくのが重要です。これから、注文住宅を建築しようか検討されている方は、将来設計と共に費用や内訳を考えながらローンの支払いなどを計画する必要があるでしょう。